一台二役のUVハイブリットプリンター!だけど注意点も⁈
UVハイブリッドプリンターはリジッドメディアとロールメディアの両方に対応します。
基本構造はロール・ツー・ロールに近く、ヘッドが左右にだけ稼働し、材料がその下を移動します。
ロールメディアにプリントする際は、ロール・ツー・ロールと同様にシートを巻き取り搬送します。
リジッドメディアにプリントする際は、キャタピラを稼働させ、その上に乗った板がプリントヘッドの下を通過する構造になっています。
そのとき、板の並行を保つために補助として専用のテーブルを設置します。
屋外広告や横断幕のようなシート状の印刷物からアクリルディスプレイやスマホケースのような板状の製品まで、1台で製作できるUVハイブリッドプリンターは、設置スペースに余裕がない場合は有力な選択肢となるでしょう。
ただし、下記の注意点があることを念頭におく必要があります。
- フラットベットプリンターの得意とする何層にも重ねるプリントには向いていない。
- 搬送システムがリジッドメディアとロールメディに特化していないため、専用機に比べると画質がやや劣る。
画質はそれほど追求しない場合や、UVプリンターならではのインクを何層にも重ねるような付加価値プリントを行わない場合は、ハイブリットタイプをお勧めしますが、そうでない場合は専用機を購入した方が良いでしょう。
業務に合わせた適切な機種を選びましょう。